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修正ミーントーンでインヴェンション

ゴルトベルク変奏曲で使った、C#~Fでウルフを四分割したミーントーンで、「インヴェンションとシンフォニア」を全曲鳴らしてみると ─── バッチリの曲もあるんですが、微妙だったり不具合が出るものもあり、予想したほど良くありませんでした
★音律の五度圏図はこちら
どれも短い曲なので、それぞれに専用の音律で作曲されたとは考えにくく、おそらく全部を一つの音律で通すんだと思いますが、だとすればもっと均した方がいいようです。

では今回は「インヴェンション」 編────

ハ長調の第1番は全く問題ないですね・・・とても綺麗に響いています。
この曲の良さが素直に感じ取れます。↓↓↓



で、これ↑を踏まえて(笑)、5番を聴くと・・・↓↓↓



(市田版を見て打ってるので、装飾音が一部違います)

変ホ長調で始まり、変ロ長調・ハ短調・ヘ短調など、♭系の調を行ったり来たり、まあこの音律の広い五度領域をかなり使っている曲です。
のほほんとした、ちょっと面白い響きですよね。
ハ長調とはだいぶ違います・・・これが調性感ってものかもしれませんが。

破綻するような不具合は出ませんが、第1小節4拍目の上声 A♭がちょっと低いです。
その前の、モルデントが付いているG音との音程が、妙にくっついて聴こえますね。
(最初なのでちょっと気になる)
さらに曲が進むと出てくる D♭はもっと低い
この音律にはD♭音が無く、代わりにC#が鳴っているので低いのは当然としても、同時に鳴っている音との組み合わせが悪いと、ギリギリに聴こえる箇所もあります。
実際、21小節目でこの音律の最悪音程C#(記譜はD♭)- F が出ている!
それが音楽的に面白いとも感じられるので、ダメとは言いませんが、音楽そのものより音律のクセの方が前面に出てしまうのが、どうもひっかかるんだな~(^ ^;)
一般に曲と音律が「合って」いれば、音律は良い意味で黒子に徹して、もっと目立たないと思うんですよ。
音律の存在を感じさせず、音楽だけが聴こえるのがベストなんじゃないかと。

例えば、上の音律でそんなに悪くないと思った人でも、こっちの方がずっと素直に「良い」と思えませんか?↓↓↓



キルンベルガー第三法、いいですね~♪(笑)
先に使った修正ミーントーンでは、純正より狭いミーントーンの五度が8つあるので、そのあおりを食らった?広い五度が4つありますが、第三法ではミーントーンの五度が4つしかないので、広い五度はもう残っていません。
(C#-F間は純正五度4つなので、ちょうどピタゴラス長三度)
この曲はヴェルクマイスターでも、キルンベルガー第三法とそんなに変わらず、大きな声じゃ言えませんが、平均律も割と良いです。(笑)
つまり、それくらい(広い五度が残っていない)まで均せば、何とか曲集全体をカバーできるようなんですね。
まだウルフや、その残骸である広い五度が残ってる「修正ミーントーン」では、ちょっと厳しいかなと。

この曲集は曲が短く音が少ないわりには、前述のC#-Fのような音律的に難しい音の組み合わせが結構出てくるんですよ。
#と♭が4つまでに制限されているとはいえ、「平均律クラヴィーア曲集」と大して違わない音律で書かれたのかもしれないです・・・。
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暗い子と明朗快活優等生

暗いちょっと変わった子と明朗快活な優等生くらいの差がありますね。私は前者も好き(自分がそんな子だった!)ですが,適合度からしたら明らかに後者でしょうね。まあ前者だけを試したら,これもアリって思うのかもしれませんが。
私のMacではプラグインが読めなくで,第1番の方が聞けないのが残念です。

私も前者が結構好き♪

  • REIKO
  • 2012/07/06(Fri)23:19:20
  • 編集
Enriqueさん、

>私は前者も好き
はい、実は私も前者が結構好きです。(笑)
この曲は大好きで昔良く弾いてたため、平均律の音程が染み付いてますが、だから最初聴いた時はすごく新鮮でした。
私的には「明るくて呑気&アーパー」な印象ですかね。
でも自分で弾きながら聴いてるぶんにはそれでいいですが、人前で演奏するならキルンベルガーの方にしますね。
まあ、そういうことです。(^ ^;)

>私のMacではプラグインが読めなくで
あっ!そうだったんですか!?それは失礼しました。
Macだとそういう方多いのでしょうか。
そう言えばこのプレーヤーはWindowsメディアプレーヤーですね・・・
このブログだと、MP3を記事に挿入するとこれになってしまうんですよ。
次からできるだけYouTubeにしますね。
(サンプルみたいなのや、途中までのはプレーヤーにするかもしれませんが)
それで、ファイルのアドレスはこれ↓↓↓なので
http://file.onritsu.blog.shinobi.jp/Invention-1-CDur.mp3
ブラウザのアドレス欄にコピペしてReturn(WindowsのEnterキーに相当するキー?)を押せば、MP3再生ソフトが何か立ち上がって聴けるはず・・・です。
このアドレスは、プレーヤー(←これが表示されているなら)を右クリックして「ファイルのプロパティ」を出せばそこに書いてあるので、Macでこれに相当する操作をすれば、他記事の音源も聴いていただけると思うのですが。

私もMacです

私のコンピューターもMacなのですが、ハ長調のインヴェンションはプラグイン・エラーで聴けない場合がありますが、再読み込みをすると読める場合もあります。ブラウザーのSafariが、プラグインを読み取りそこなうようです。
確かにハ長調のインヴェンションは、きれいですね。

Macの方多いんですね

  • REIKO
  • 2012/07/12(Thu)22:40:54
  • 編集
ogawa_j さん、

>私のコンピューターもMacなのですが
あ、そうだったんですか・・・!
私はWindowsしか知らないもので、違う環境の方への配慮が足らず、申し訳ありません。
次からプレーヤーのプラグインを使う場合は、MP3のアドレスも併記するようにしたいと思います。
プラグインが読めなくても、アドレスのリンクをクリックすれば、聴けるはずと思います。
(ソフトが起動するまで少し時間がかかるかもしれませんが)

>ハ長調のインヴェンションは、きれいですね
そうですね、私もびっくりしました。
昔ピアノでよく弾いていたので、平均律音程が染み付いてますが、この修正ミーントーンは、ハッとするような美しさでした。

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