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  <title>音律の右脳改革鍵盤館♪</title>
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  <description> ミーントーンやキルンベルガー音律など、古典調律と鍵盤音楽について楽しく考察 ♪　あなたの耳が劇的に変わる！</description>
  <lastBuildDate>Sat, 08 Feb 2020 11:43:16 GMT</lastBuildDate>
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  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <item>
    <title>ミーントーンでスカルラッティ K.3</title>
    <description>
    <![CDATA[電子ピアノのフォルテピアノ音を使い、ミーントーンでドメニコ・スカルラッティのソナタ K.3 を弾いてみました。<br />
<span style="color: #9900cc; font-size: medium;" size="3">半音階進行</span>の箇所でミーントーン独特の歪みが出て、なかなか癖のある響きになっているのがミソです。<br />
<iframe width="400" height="225" src="https://www.youtube.com/embed/1ilizQnwCO0" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
曲中、音律に存在しない<span style="color: #3366cc; font-size: large;" size="4">A♭</span>音は、代わりに<span style="color: #cc3300; font-size: large;" size="4">G♯</span>音が鳴っています。<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/meantone.PNG" alt="" /><br />
<br />
かなり低く感じますが、ギリギリセーフでしょうか&hellip;！？<br />
旋律的なフレーズではなく、<span style="background-color: #ffdddd;">減７の分散和音</span>のため、何とか許せるのでしょう。<br />
（許せない方います？）<br />
<br />
この曲、互いに何の関係もないようなモチーフの連なりで書かれているのに、散漫な印象を与えないのは、さすがスカルラッティだと思います。<br />
他の誰にも真似できない、彼独特の世界がここにあります。<br />
ミーントーンで演奏すると、モチーフごとの個性が際立つので、より一層面白く聴けますね。]]>
    </description>
    <category>電子ピアノで古典調律</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%81%A7%E5%8F%A4%E5%85%B8%E8%AA%BF%E5%BE%8B/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%A7%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%20k.3</link>
    <pubDate>Sat, 08 Feb 2020 11:43:16 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>無調の曲を古典調律で演奏してみた</title>
    <description>
    <![CDATA[ツイッターで、「無調の曲を古典調律で演奏したらどうなる？」という話が出たので、やってみました。<br />
まあ別にどうなるものでもない（笑）、<span style="background-color: #ddddff;">無調は無調</span>なんですが、思いの外興味深い結果となりまして、一応ブログでも記事にしておこうと思います。<br />
<br />
演奏したのは<span size="3" color="#ff0000" style="color: #ff0000; font-size: medium;">12音技法</span>で書かれた、ヴェーベルン「子供のための小品」です。<br />
音列はこちら&darr;で、この曲では基本形でしか使われていません。<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/12onretsu.PNG" alt="" /><br />
（曲中、最後から４小節目では、E♭がD♯で書かれています）<br />
<br />
平均律、ミーントーン、ピタゴラス律、キルンベルガー第３法の順で楽譜と共に動画にしました。<br />
ミーントーンとピタゴラス律のウルフは、いずれもG♯- E♭。<br />
演奏は全く同一です。どれがお好みでしょうか？<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/EaICmuuMHOE" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
平均律とキルンベルガーの違いはそれほどでもありませんが、ミーントーンとピタゴラス律はなかなか個性的ですね！<br />
曲の冒頭E♭音は、ウルフをG♯ - E♭に置いたミーントーンとピタゴラス律では（Aを基準音とした時の）音高が大きく違っており、ハナっから「え、同じ曲？」に感じますし、音高・音程感だけでなく、楽器の響きもかなり違います。<br />
<br />
興味深いのは、<span style="background-color: #ffdddd;">異名異音のミーントーンで音律上ではE♭の音がD♯として鳴っても、あまり違和感がない</span>というか、ほとんど分からないことです。<br />
調性音楽なら、まず気づくんですけどねえ&hellip;。<br />
まあ当該箇所は右手がD♯-F♯の短３度、左手がG-Fの短７度、しかもスタッカートですから、無理もないでしょうか？<br />
音列中、DとAが隣り合っている部分があるので、D-Aウルフのピタゴラス律も試してみましたが、こういう音楽の中ではDとAの近接使用があっても、それが何？という感じでした（笑）。<br />
<br />
一般には、無調音楽は平均律（でないと演奏できない？）と思われていますが、むしろ<span style="background-color: #ddffdd;">無調だから異名異音だろうがウルフがあろうが、不具合なく演奏できてしまう面もある</span>わけです。<br />
ただし機能和声を排し、全ての音を平等に扱うという12音技法の理念からすれば、平均律がそれにふさわしいとは言えると思います。]]>
    </description>
    <category>音律TIPS♪</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E9%9F%B3%E5%BE%8Btips%E2%99%AA/%E7%84%A1%E8%AA%BF%E3%81%AE%E6%9B%B2%E3%82%92%E5%8F%A4%E5%85%B8%E8%AA%BF%E5%BE%8B%E3%81%A7%E6%BC%94%E5%A5%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F</link>
    <pubDate>Sat, 17 Aug 2019 05:45:18 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">onritsu.blog.shinobi.jp://entry/72</guid>
  </item>
    <item>
    <title>ピタゴラス律のウルフと基音の関係</title>
    <description>
    <![CDATA[音律（スケール）変更できる電子ピアノで、<span size="3" color="#ff0099" style="color: #ff0099; font-size: medium;">ピタゴラス律</span>に設定した場合の、基音とウルフの位置について説明します。<br />
基本的なことは、<a href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%81%A7%E5%8F%A4%E5%85%B8%E8%AA%BF%E5%BE%8B/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%81%A8%E5%9F%BA%E9%9F%B3%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82" title="">こちらで説明しているミーントーンと同じ</a>です。<br />
<br />
まず初期設定の基音Cの状態で、全ての５度を弾いてみます。<br />
すると一箇所だけ、「合ってない」大きくうなりの出る５度があるはずです。<br />
（この合ってない５度、ミーントーンは「広すぎ」ですが、ピタゴラス律は「狭すぎ」なことに注意）<br />
多くの機種では以下のように、G♯ - E♭がそれ（ウルフ）だと思います。<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/Pytha_kion01.png" alt="" /> <br />
<br />
五度圏図上で、この<span style="background-color: #ffff99;">基音Cとウルフの位置関係</span>をよく覚えてください。<br />
（もしG♯ - E♭以外がウルフの場合は、その５度と基音Cの位置関係を把握）<br />
<span style="background-color: #ffdddd;">基音を動かすと、この位置関係を保ったまま、ウルフも五度圏を移動</span>します。<br />
時計に見立てると、基音が時計回りに◆時間動いたら、ウルフもやはり時計回りに◆時間動くということです。<br />
基音F、基音Gならこうなります。<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/Pytha_kion02.png" alt="" /> <br />
<br />
ミーントーンの場合と全く同じですね。<br />
ただし異名異音のミーントーンは、ウルフが動くとそれに伴い音律上の音名も変化しますが、ピタゴラス律は平均律のように完全でなくも、いわば<span style="background-color: #ddffdd;">「なんちゃって異名同音」が成立している</span>点が違います。<br />
上図には一応「ウルフ以外の５度は純正」を示す音名を書いておきましたが、実際は基音Fの方のA♭はG♯に、基音Gの方のD♯はE♭にもなり得ます。<br />
それ以外の音についても、異名音が一応は有効で、曲中の使われ方によって適合・不適合が起こると考えてください。<br />
その理由は、ミーントーンのウルフは純正より約36.5セントも広い超弩級なのに対し、ピタゴラス律のそれは約24セント狭いという軽度で済んでいるからが一つ、さらに<a href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%BE%8B/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%BE%8B%E3%81%AE%E5%89%AF%E7%94%A3%E7%89%A9" title="">こちらの記事で説明している</a>ように、ピタゴラス律では<span style="background-color: #ddffdd;">ウルフを挟んで純正に近い三度が（偶然！）できてしまう</span>ことがあります。<br />
<br />
ただこのせいで「この曲に使えそうか？使うならウルフの位置はどこ？」の判定が、音名から見当付けやすいミーントーンに比べ、ピタゴラス律は分かりにくいという難点があります。<br />
ウルフ５度そのものを和音や重音で使ったり、近接使用さえしなければ、一応はどんな曲でも破綻せずに弾けますが、多くの長三度が平均律よりもさらに純正からハズレており、音痴演奏にしかならないことも多々あります。<br />
まあ試してみないと分からないのが実際のところですが、とりあえずオススメは<span size="3" color="#dd0000" style="color: #dd0000; font-size: medium;">基音F♯にしたD-Aウルフ</span>のピタゴラス律です。<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/Pytha_kion03.png" alt="" /> <br />
<br />
「調号が多い」は概ね４個以上、特に♭系です。<br />
よほど遠隔調へ転調しない限り、D-Aウルフに抵触することはない調ですね。<br />
特に「右手が旋律＋左手が分散和音で伴奏」のロマン派曲、５度を多用する近現代モノで、ピタゴラス律の特徴が生きます。<br />
★これについては<a href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%BE%8B/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%BE%8B%E3%81%A7%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E6%9B%B2" title="">こちらの記事も御参考に</a>。<br />
<br />
ここでは最近のピアノ曲を、ピタゴラス律で演奏した例をあげておきます。<br />
★変ニ長調、基音F♯のD-Aウルフ。<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/n5tMVUDr0H8" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
★中国民謡のピアノ編曲、５音音階、５度が多用されています。基音AのF-Cウルフ。<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/e_bB7qatMho" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe>]]>
    </description>
    <category>電子ピアノで古典調律</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%81%A7%E5%8F%A4%E5%85%B8%E8%AA%BF%E5%BE%8B/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%BE%8B%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%81%A8%E5%9F%BA%E9%9F%B3%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82</link>
    <pubDate>Mon, 05 Aug 2019 04:16:21 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">onritsu.blog.shinobi.jp://entry/71</guid>
  </item>
    <item>
    <title>ミーントーンのウルフと基音の関係</title>
    <description>
    <![CDATA[色々な音律（スケール）が設定できる電子ピアノで、ミーントーンにした時の<span size="3" color="#9900cc" style="color: #9900cc; font-size: medium;"><b>基音</b></span>と<span size="3" color="#dd0000" style="color: #dd0000; font-size: medium;"><b>ウルフの位置</b></span>について説明します。<br />
<br />
初期値で<span size="3" color="#9900cc" style="color: #9900cc; font-size: medium;"><b>基音がC</b></span>の時、ウルフは<span size="3" color="#dd0000" style="color: #dd0000; font-size: medium;"><b>G♯-E♭</b></span>にある機種が大半ではないかと思います。<br />
確認のため、実際にG♯-E♭を弾いてみてください。<br />
この２音、鍵盤上の見かけは５度ですが、音名を見て分かるように実際は減６度の不協和音程です。<br />
（異名異音のミーントーンでは、G♯をA♭の代わりにできません）<br />
とても５度に聴こえる響きではないので、ここがウルフであれば聴いてすぐ分かるはずです。<br />
以上の状態であることを前提に、話を進めます。<br />
<br />
C音を時計の12時の位置にした、音名の五度圏図で考えると簡単です。<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/MT_kion01.png" alt="" /> <br />
<br />
基音がCの時、ウルフは時計の８時～９時にありますね。<br />
基音を他の音に動かすと、<span style="background-color: #ffff99;">この位置関係を保ったままウルフも動きます</span>。<br />
例えば基音を時計と逆回りに１時間動かしてFにすると、ウルフも逆回りに１時間動きます。<br />
時計回りに１時間なら、ウルフも時計回りに１時間&hellip;<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/MT_kion02.png" alt="" /> <br />
<br />
この時、ウルフの移動に伴って<span style="background-color: #ffdddd;">音名の一部が変化する</span>ことに気をつけます。<br />
基音Cと比べた場合、基音Fでは「G♯&rArr;A♭」となり、基音Gでは「E♭&rArr;D♯」となります。<br />
基音を時計と逆回りに動かせば♭音が次々と出現し（その代わり♯音が減る）、時計回りなら♯音出現の一方で♭音が減る、と考えればいいですね。<br />
<br />
基音B♭と基音Dの場合ならこうなります。<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/MT_kion03.png" alt="" /> <br />
<br />
要は楽譜を見て<span style="background-color: #ddffdd;">使われている音名を調べ、それが（できるだけ）音律上に用意されるよう、基音を決めればいい</span>のです。<br />
注）１曲の中に、E♭とD♯音が混在するなどの場合は、異名音のうち一方を優先することになります。実際に弾いてみて良いと感じる方を選んでください。<br />
<br />
なお基音を、五度圏で初期値と反対側の６時の位置に持ってくれば、ウルフは２～３時の位置に来ます（上図の右端）。<br />
この場合「どちら回り」に基音を動かしたかで、音律上に存在する音が異なることになります。<br />
私が使っている電子ピアノでは、基音設定の音名が（G♭は無く）F♯なので、一応は時計回りなのでしょうが、G♭と置き換えて音名を振り直して使うことも可能かと思います。（そういう曲があればですが&hellip;）<br />
<br />
一般に、ヴァージナル楽派や初期～中期バロック、後期バロックでも近親調転調だけですんでいるような鍵盤曲は、ウルフの位置を工夫すれば（完全に良好とは言えないまでも破綻せずに）ミーントーンで演奏できる曲が多く、ヴェルクマイスターなどの不等分律や平均律では味わえない「何か」を感じられることと思います。<br />
その際に通常のピアノ音だと、ミーントーンでは音が太い＆響きがモヤりがちになるので、気になる場合はフォルテピアノ音やチェンバロ音をお試しください。<br />
<br />
【参考例】バッハ/インヴェンション14番を、ミーントーン＋フォルテピアノ音で演奏しました。A♭音があるので、基音をFにしています。<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/qnJFrCoS6gw" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
★最初の確認の段階で、ウルフがG♯-E♭でない場合は、全ての５度を弾いてみてウルフを探し（たぶんD♯-B♭かと）、五度圏図に基音Cとウルフの位置を書いてみます。<br />
基音を動かすと、その位置関係を保ったままウルフが移動します。]]>
    </description>
    <category>電子ピアノで古典調律</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%81%A7%E5%8F%A4%E5%85%B8%E8%AA%BF%E5%BE%8B/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%81%A8%E5%9F%BA%E9%9F%B3%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82</link>
    <pubDate>Fri, 02 Aug 2019 05:48:49 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>ヘ長調～ヴェルクマイスターで24調・第９回</title>
    <description>
    <![CDATA[<a title="" href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99" target="_blank">ヴェルクマイスターで24調シリーズ（詳細）</a>、今回は調号がフラット１つで初心者向けの曲にもよく使われる<span style="color: #ff0066; font-size: medium;" size="3" color="#ff0066">ヘ長調</span>です。<br />
<br />
◆ロバート・D・ヴァンドール/プレリュード　第４番　ヘ長調<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/d8z7nmo_us4" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
◆デニス・アレクサンダー/モーニング・グローリー<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/4NNb58RQtEY" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
今のところ私は、<span style="background-color: #ffdddd;">ヴェルクマイスターが一番美しく響くのはヘ長調</span>ではないか、という印象を持っています。<br />
少なくとも音律オモテ系の長調では圧倒的に良いですね！<br />
え、ハ長調じゃないの？と思う方もいるでしょう、でもハ長調は主要な長３度は良くても主和音の５度C-Gと属和音の５度G-Dが狭く、ペダルを多用する曲ではモヤモヤするんですよ。<br />
その点ヘ長調は、主和音のF-Cと下属和音B♭-Fの５度がどちらも純正なのが非常に効いています。<br />
<img alt="" src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/F_Dur.png" /> <br />
<br />
また主要な長三度を見てみると、F-AとC-Eは純正でないまでも非常に良く、下属和音のB♭-Dが少々落ちますが、それでも平均律長３度よりはマシで、よほど相性の悪い曲でもない限り気持ちよく演奏できます。<br />
逆に、ヴェルクマイスターで慣れたヘ長調曲を平均律で弾くと、F-AやC-Eの長３度音程のあまりの悪さに<span style="color: #993300; font-size: medium;" size="3" color="#993300">ゲゲッ！</span>っと驚くことはしょっちゅうです（笑）。<br />
平均律しか知らなかった昔、こういう音程の酷さに気づかなかったなんて、今では信じられないですね。<br />
もっとも、ある年齢まで平均律にどっぷり浸かっていても、その後色々な音律を体験して耳が磨かれれば、「違いが分かる」ようになるとも言えます。<br />
<br />
読譜しやすいヘ長調ですが、私は昔あまり好きではありませんでした。<br />
黒鍵位置の関係で、音階の運指がやや変則的だからです。<br />
ト長調やニ長調などのシャープ系の方が、断然弾きやすく好きでした。<br />
でも現在、ヴェルクマイスターを常用音律としている限りでは、これが逆転してしまいましたね。<br />
弾きたい曲がヘ長調だと、ラッキー♪と思います。<br />
一方でト長調やニ長調の曲は何となく後回し、やむを得ず？弾く時は、ヴェルクマイスターを使わず、平均律にしてしまうこともあるくらいです。<br />
音律の影響って大きいですね～！<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>ヴェルクマイスター</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%98%E9%95%B7%E8%AA%BF%EF%BD%9E%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%83%BB%E7%AC%AC%EF%BC%99%E5%9B%9E</link>
    <pubDate>Fri, 16 Dec 2016 09:12:45 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">onritsu.blog.shinobi.jp://entry/69</guid>
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    <item>
    <title>ト短調～ヴェルクマイスターで24調・第８回</title>
    <description>
    <![CDATA[<a title="" href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99" target="_blank">ヴェルクマイスターで24調シリーズ（詳細）</a>、今回は調号がフラット２つの<span style="color: #6666cc; font-size: medium;" size="3" color="#6666cc">ト短調</span>です。<br />
<br />
◆ギロック/荒れ果てた舞踏室 （転調：ニ長調）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/_Y5krQquKHI" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
◆ロバート・D・ヴァンドール/プレリュード 第12番・ト短調（転調：ハ短調、ハ長調など）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/vxfOe0scz64" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
ト短調は主和音・属和音・下属和音の５度全てが、ヴェルクマイスターの狭い五度C-G-D-Aになり、<span style="background-color: #e0e0ff;">響きが曇ってモコモコする</span>印象です。<br />
<img alt="" src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/g_moll.png" /><br />
<br />
それが短調の陰鬱さを強調する効果もあるとは言え、純正５度の多い「裏」の透明感を知っていると、演奏する楽しさはイマイチでした。<br />
まあ「荒れ果てた舞踏室」は、表題の雰囲気と合っていると言えなくもないですけど。<br />
しかしヴァンドールのプレリュードは、曲全体にペダルを使い、しかも左手の中低音に<span style="color: #cc6600; font-size: medium;" size="3" color="#cc6600">空５度</span>が多いため、音のヌケが悪く少々弾きにくかったです。<br />
ハ短調やハ長調に転調しても、主和音の５度は狭いままで、肝心な所でスカッと鳴ってくれません。<br />
この12番は、曲集中の秀作の一つと思うので、ヴェルクで24調シリーズやってなかったら、基音変更などでもう少し音律を工夫したでしょうね&hellip;ちょっと残念。<br />
<br />
まだ記事は書いてませんが、ト短調の同主調である<span style="color: #ff3300; font-size: medium;" size="3" color="#ff3300">ト長調</span>も同様の理由でモコモコ（笑）してますから、この２つの間で同主調転調する曲は、ヴェルクマイスター向きではないと思います。<br />
一般に、調号の少ない曲は古典調律、多くなるに従って平均律が有利&hellip;などと言うのは、長三度のことしか考慮してないのでしょう。<br />
<span style="background-color: #ffffbb;">ペダルを多用する曲では、５度が狭いのは辛い</span>です。<br />
<br />
ところでヴァンドールのプレリュードには、長・短調の他に 34秒～43秒の部分で、ヘ音を主音とする<span style="color: #aa00cc; font-size: medium;" size="3" color="#aa00cc">リディア旋法</span>（Fリディアン・モード）が４小節だけ登場します。<br />
調号で♭の音に全てナチュラルが付き白鍵だけを弾くので、最初はハ長調に転調したのかな？と思いました。<br />
しかしどうしても主音がハ音（階名：ド）には聴こえず、しばらく楽譜とにらめっこしていたら、リディア旋法（階名：ファソラシドレミファ）だと気づいたのです。<br />
これはなかなか効果的で、ヴェルクマイスターも美しく鳴るため、弾いていて一番気持ち良かった箇所です。<br />
また、平均律にした時に一番崩れる（笑）のもここでした。<br />
<br />
ヴァンドールの作品は、このプレリュード集以外のものもたくさん弾いてまして、彼は旋法が大好き！なのが良く分かります。<br />
ちょっと変わった雰囲気だなあ&hellip;と感じた部分を調べると、たいていその手口。<br />
ただこの曲集は一応「24の長短調で」という触れ込みなので、旋法の使用は控えめのようですね。]]>
    </description>
    <category>ヴェルクマイスター</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%88%E7%9F%AD%E8%AA%BF%EF%BD%9E%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%83%BB%E7%AC%AC%EF%BC%98%E5%9B%9E</link>
    <pubDate>Tue, 11 Oct 2016 12:09:20 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">onritsu.blog.shinobi.jp://entry/68</guid>
  </item>
    <item>
    <title>変イ長調～ヴェルクマイスターで24調・第７回</title>
    <description>
    <![CDATA[<a href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99" title="" target="_blank">ヴェルクマイスターで24調シリーズ（詳細）</a>、今回は調号がフラット４つの<span size="3" color="#9900ff" style="color: #9900ff; font-size: medium;">変イ長調</span>です。<br />
<br />
◆メロディ・ボバー/「夏の印象」（臨時記号なし）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/8dV7P1zfhOg" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
◆ロバート・D・ヴァンドール/ プレリュード　第13番・変イ長調（転調：ホ長調など）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/gK0vy1atYnM" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
★御存知、バッハ「平均律クラヴィーア曲集・第１巻」変イ長調プレリュードのパロディ！<br />
<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/As_Dur.png" alt="" /><br />
ヴェルクマイスターの変イ長調は、主要な長三度が全て平均律よりも劣化しており、<span size="3" color="#009900" style="color: #009900; font-size: medium;">ほぼ裏</span>領域での演奏になります。<br />
しかしその一方で純正五度が多いため、クッキリした透明度の高い響きが特徴。<br />
ヴェルクマイスターが「合う」かどうかは、曲の書法しだい&hellip;になるでしょう。<br />
<br />
「夏の印象」は、「右手旋律＋左手分散和音」で書かれているメイン主題はまあ良いんですけど、和音が多い中間部分、特に42秒過ぎで長三和音をガ～ン♪と弾く部分が、ど～にも悪いですね。<br />
ハズれてるのがハッキリ分かります&hellip;山場に向かう大事なところなのに。<br />
これが７や９の和音だとか、不協和音程が入ってるならアラ隠しになるんですけど、まともな長三和音に加えて耳が敏感な中音域、<span style="background-color: #ffffbb;">音律の弱点が直接攻撃</span>された感じです。<br />
全体的に澄んだ響きの中、よけいに目立つんですね。<br />
<br />
しかしまあこの曲は臨時記号もないし、曲の書法や和声進行、展開がごくありきたりで、音律のテスト用には向いてます。<br />
ヴェルクマイスターでの変イ長調の弱点が正直に出た、ということでしょう。<br />
ボバーの全調曲集《In All Keys》には、音楽的には大して面白くなくとも、テスト用に使える曲がけっこう多いです。<br />
<br />
一方、ヴァンドールのプレリュードは音律の弱点が気にならないどころか、ヴェルクマイスターのほぼ裏領域を弾く楽しさが味わえました。<br />
明るく澄んだ響きがモダンな曲調とベストマッチですね。<br />
意表をつく<span style="background-color: #dfdfff;">突然のホ長調への転調</span>（同じ旋律なのに黒鍵と白鍵がほぼ逆になる）や、そこから変イ長調に帰る不思議なツナギ部分、いずれも快調♪<br />
実はこの曲、D-Aにウルフを置いた<span size="3" color="#ff0033" style="color: #ff0033; font-size: medium;">ピタゴラス律</span>でもバッチリなんですよ。<br />
★<a href="https://youtu.be/3hsVYvG5HC8" title="" target="_blank">演奏はこちら</a><br />
つまり<span style="background-color: #ffe0e0;">長三度が悪くてもほとんど影響ない</span>んです！<br />
<br />
サンプルの２曲は現役作曲家による作品ですから、どちらも平均律のピアノで作曲されてると思われます。<br />
もともと長三度が大きくハズレてる平均律、それに最適化して書かれてる作品なら、ヴェルクマイスタ－など不等分律の裏やピタゴラス律（ウルフに抵触しなければ）で演奏しても、そんなに「悪くない」はずです。<br />
しかし「夏の印象」のような曲は平均律でもイマイチ、つまり当該作曲家の耳が音程や楽器の響きに対して鈍感？な可能性があると考えられます。<br />
強弱や音の置き方などを工夫すれば、広すぎる長三度が目立たないようにする、むしろそれを利用した「平均律ならでは」の作品を書くことだって、いくらでもできるんですけどね&hellip;？<br />
<br />
変イ長調と同じくヴェルクマイスターで「ほぼ裏」の<a href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E5%AC%B0%E3%83%98%E9%95%B7%E8%AA%BF%EF%BD%9E%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%83%BB%E7%AC%AC%EF%BC%94%E5%9B%9E" title="" target="_blank">嬰ヘ長調でも、ボバーとヴァンドールの曲を試しました</a>が、前者は中間部分で和音のハズレが目立った一方、後者は広い長三度がモチーフに明るい伸びやかさを与えている印象で、演奏していても楽しかったです。<br />
平均律で作曲された曲を古典調律で弾いてみると、作曲家の耳の程度がわかる！？&hellip;なんてことになるかもしれません。]]>
    </description>
    <category>ヴェルクマイスター</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E5%A4%89%E3%82%A4%E9%95%B7%E8%AA%BF%EF%BD%9E%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%83%BB%E7%AC%AC%EF%BC%97%E5%9B%9E</link>
    <pubDate>Sat, 10 Sep 2016 13:16:37 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">onritsu.blog.shinobi.jp://entry/67</guid>
  </item>
    <item>
    <title>ピタゴラス律でガーン♪と派手な曲</title>
    <description>
    <![CDATA[私の電子ピアノではピタゴラス律の時、基音Cの初期状態ではG#-E♭にあるウルフが、<span style="background-color: #ffccff;">基音をF#に変更するとD-Aに移動</span>します。<br />
こんな白鍵領域のド真ん中にウルフがあったら弾ける曲なんてない？　いえいえ、わざわざ探さなくても適合曲が結構見つかるんですよ。<br />
<br />
<span size="3" color="#ff0033" style="color: #ff0033; font-size: medium;">派手な演奏効果</span>で聴衆ウケを狙う作品を集めた、ロバート・D・ヴァンドールの<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/0739046683/" title="" target="_blank">「Celebrated Virtuosic Solos Book5」</a>に、そんな曲が２つもありました。<br />
<br />
★「旋風」（ホ短調、転調なし）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/2spjzpN1p5I" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe> <br />
<br />
★トッカータ　ヘ短調　（転調：変ロ短調）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/Lij1T83BQ38" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
「旋風」は４度・５度の使用が多いので、その点はピタゴラス律向きです。<br />
しかしホ短調なので白鍵を多く使い、静かな中間部分では長・短３度もだいぶ出てきます。<br />
にもかかわらず破綻したり音痴にならないのは、ピタゴラス律に<span style="background-color: #ffffaa;">偶然できる純正に近い長・短３度</span>のおかげなんですね。<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/pythagora-quasi-pure.png" alt="" /><br />
★これについて<a href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%BE%8B/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%BE%8B%E3%81%AE%E5%89%AF%E7%94%A3%E7%89%A9" title="" target="_blank">詳しい説明はこちら</a><br />
<br />
この曲ではウルフをまたいだ白鍵の間を何度も音が行ったり来たりしているも、何故かDとAだけはカチ合わずに済んでるのでした。<br />
実はペダルが効いた状態でAの少し後にDが鳴る（つまり４度音程での近接使用）ことが２回あり、ヴェルクマイスターからピタゴラス律に切り替えた当初は「あ&hellip;ここが&hellip;」と少し気になったんです。<br />
しかし、テンポが速いことや同時に他の音もガチャガチャ（笑）鳴っているので、そのうち自分でも分からなくなってしまいました。<br />
（もしどの箇所か気づいたら、相当耳の良い方です）<br />
<br />
音の芯が明確で透明度の高いサウンドは、弾いていてすこぶる爽快です。<br />
特にコーダは、左手で強打するE-Bの空５度と右手の分散和音「E-F#-B」、すべての音が整数比になっており（E-F# は純正律の大全音になり振動数比８：９）、ペダルで響いてとてもキレイです。<br />
終わっても音が消えるまでずっとそのままにしていたい気持ちですが、楽譜では２拍で切ることになっているので、やむなく途中でペダルから足を上げています。<br />
（平均律ピアノだと相当うなりが出て響きが汚いので、すぐ切る指示なのでしょう）<br />
<br />
一方、黒鍵を多く使う「トッカータ　ヘ短調」は、関係ない所にウルフを飛ばしたピタゴラス律の使い方といえます。<br />
聴こえている長・短３度の大部分は純正から大きく外れていても、主要部分ではそれらの同時打鍵がないことと、短調曲は長調曲よりも３度の狂いが気にならないので、５度が合っているクッキリ感によるメリットの方が大きいですね。<br />
和音を強打する中間部分は３度音程の悪さが目立ちますが、「美しさ」をウリにする曲じゃない（笑）ので、もう迫力と勢いで押し切ってしまいました。<br />
とにかく<span size="3" color="#330099" style="color: #330099; font-size: medium;">ガーーーン♪ゴーーーン♪</span>と豪快にピアノが鳴り、それだけでもう十分な魅力です。<br />
<br />
どちらの曲もピタゴラス律にすると、長時間ヘッドホンでガンガンと練習しても耳が全く疲れないのも嬉しいところ。<br />
同じ電子ピアノなのに、他の音律の時とは<span size="3" color="#aa0000" style="color: #aa0000; font-size: medium;">別楽器</span>になったような印象です。<br />
電子ピアノでさえこうなんだから、もしスタインウェイのフルコンなんかをピタゴラス律に調律したらどうなるんですかね？<br />
想像するとちょっと怖いくらいです。<br />
なおD-Aが狭いウルフ&hellip;は、キルンベルガー第１法と同じなので、上記の２曲はどちらも第１法でも演奏可能です。<br />
特に「旋風」は白鍵領域の純正長・短３度が利用でき、ピタゴラス律の時よりもさらに良くなることでしょう。]]>
    </description>
    <category>電子ピアノで古典調律</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%81%A7%E5%8F%A4%E5%85%B8%E8%AA%BF%E5%BE%8B/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%BE%8B%E3%81%A7%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%99%AA%E3%81%A8%E6%B4%BE%E6%89%8B%E3%81%AA%E6%9B%B2</link>
    <pubDate>Thu, 09 Jun 2016 12:51:00 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">onritsu.blog.shinobi.jp://entry/66</guid>
  </item>
    <item>
    <title>ホ長調～ヴェルクマイスターで24調・第６回</title>
    <description>
    <![CDATA[<a href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99" title="" target="_blank">ヴェルクマイスターで24調シリーズ（詳細）</a>、今回は調号がシャープ４つの<span size="3" color="#990099" style="color: #990099; font-size: medium;">ホ長調</span>です。<br />
<br />
◆デニス・アレクサンダー/「天上の子守歌」（臨時記号が一切ないので、ホ長調音階の音しか使っていません）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/dKsZy_JnlIo" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
◆グルリット/「舟歌」Op.201-15　（転調なし）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/cyHxvQMy__g" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
ホ長調の音階構成音は五度圏図ではちょうど下半分で、ヴァルクマイスターの<span size="3" color="#cc0000" style="color: #cc0000; font-size: medium;">半裏</span>領域といったところでしょうか。<br />
狭い五度は音階内にたった１つ（B-F#）あるだけです。<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/E_Dur.png" alt="" /><br />
<br />
最も重要な主和音の五度E-Bと、下属和音のA-Eが純正なのが大きな利点ですが、その一方で長三度は全て平均律よりも劣化しています。<br />
しかし実際に曲を弾いてみると、広めの長三度は明るく旋律も伸び伸び聴こえて悪くなく、純正五度のクッキリした響きと相まって、総合的には非常に良い印象でした。<br />
ホ長調に対して何となく自分が持っていたイメージと、ピッタリの鳴り方するんですね。<br />
特にグルリット「舟歌」は爽やかで音律とのハマリ具合が絶妙、弾いていても気持ちが良かったです。<br />
<br />
ところで私は子供の頃、ご多分にもれず「バイエル」でピアノの勉強を始めましたが、バイエルではフラット系は調号２つの変ロ長調までなのに、シャープ系は何故か調号４つのホ長調まで登場します。<br />
当時からすでに、ハ長調からト長調&rArr;ニ長調&rArr;イ長調&hellip;とシャープが増えるにつれ、音がニギニギ（変な表現ですが、ホントにこういう感じ）してきて緊張度が高くなるけど、それがホ長調になると急に緩んでおおらかになるイメージを持っていました。<br />
突然広い牧場に出たような気分なので、ホ長調の自分的イメージカラーは<span size="3" color="#008800" style="color: #008800; font-size: medium;">緑色</span>ですね～、もうこれ以外考えられません（笑）。<br />
本来、平均律の電気オルガンやピアノではこのような調性感なんて無いはずなのに、不思議なものです。<br />
<br />
不等分律が主流だったバロック末期や古典派からロマン派の時代、よほど特殊な音律でもなければ、シャープ系ではホ長調あたりから目立って長三度が広くなるはずですから、その印象がホ長調のイメージを形作るとか、作曲家も無意識のうちにそれに影響されてしまうのかもしれません。<br />
または「この曲の性格にはホ長調がピッタリだ」という順番もあるでしょうね。<br />
現代の作曲家であっても、全調曲集のような「調」を意識する作品の場合は、古典作品を聴いて形作られた調性格（といっても共通認識があるわけではないので、その人なりの&hellip;でしょうけど）に有形無形の影響を受けているのだと思います。<br />
<br />
◆オマケ◆<br />
シューマン《ユーゲントアルバム》からホ長調の「春の歌」を、電子ピアノのフォルテピアノ音＋ヴェルクマイスターで<a href="https://youtu.be/TODHLpiKpJM" title="" target="_blank">演奏したものがこちら</a>。<br />
クッキリと明るいヴェルクマイスターのホ長調と、春の到来に心浮き立つ曲調が相性抜群、同曲集の「五月、愛する五月」もやはりホ長調です。]]>
    </description>
    <category>ヴェルクマイスター</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%9B%E9%95%B7%E8%AA%BF%EF%BD%9E%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%83%BB%E7%AC%AC%EF%BC%96%E5%9B%9E</link>
    <pubDate>Wed, 01 Jun 2016 12:48:50 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">onritsu.blog.shinobi.jp://entry/65</guid>
  </item>
    <item>
    <title>ロ短調～ヴェルクマイスターで24調・第５回</title>
    <description>
    <![CDATA[<a href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99" title="" target="_blank">ヴェルクマイスターで24調シリーズ（詳細）</a>、短調のトップバッターは<span size="3" color="#449900" style="color: #449900; font-size: medium;">ロ短調</span>です。<br />
<br />
◆ロバート・D・ヴァンドール/プレリュード　第７番　ロ短調（転調なし）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/Ymigkc8k2Tk" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
★３段階に難易度分けしてあるこの曲集の、一番簡単なグループの中で非常に人気のある曲です<br />
<br />
◆グルリット/「高貴なワルツ」Op.201-8（転調：平行調のニ長調）<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/iwM3rAV7T8w" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
★ショパンのロ短調ワルツ、Op.69-2の予備練習に使えそうな曲<br />
<br />
短調の音階構成音を五度圏図に書くと、自然的短音階では長調と同じく半円状に連続して音が並びますが、和声的短音階（最もよく使われる）では<span style="background-color: #caffff;">第７音を半音上げ導音とする</span>ので、下図のようになります。（AがA#となることに注意）<br />
<img src="//onritsu.blog.shinobi.jp/File/h_moll.png" alt="" /><br />
主和音が「B-D-F#」、属和音が同主調のロ長調と共通で「F#-A#-C#」（長三和音になります）、下属和音が「E-G-B」ですね。<br />
（コードネームではそれぞれ「Bm」「F#」「Em」）<br />
ヴェルクマイスターでは、主和音の五度<span size="3" color="#cc0033" style="color: #cc0033; font-size: medium;">B-F#が狭い</span>、属和音の長三度<span size="3" color="#006699" style="color: #006699; font-size: medium;">F#-A#が広い</span>（ピタゴラス長三度）のが残念な点でしょうか。<br />
<br />
一般に短調は、長調と比べて音律の弱点があまり気になりません。<br />
少々響きが悪かろうが音程がハズレようが、むしろそれが短調曲らしい陰鬱さや苦悶の表現にプラスになることもあるからです。<br />
で、上の２曲を弾いてみて、ヴァンドールのプレリュードは分散和音中心の書法のせいか、特に不快な点はありませんでした。<br />
ベートーヴェンの「月光」ソナタ第１楽章を思わせる深遠な曲調が印象的ですね。<br />
<br />
しかしグルリットの方は困りました&hellip;左手のブンチャッチャ♪の「チャッチャ」にまずい音程がたくさん含まれてるわけですよ。<br />
どうもスカッと和音が決まらない、モゴモゴするのは弾き方が悪いのか？と最初は思ったんですが、音律のせいも多々あるようです。<br />
しかもこの曲、これまた<a href="http://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%8B%E9%95%B7%E8%AA%BF%EF%BD%9E%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%83%BB%E7%AC%AC%EF%BC%93%E5%9B%9E" title="" target="_blank">ヴェルクマイスターが苦手なニ長調</a>にも転調してる！<br />
やはりこの部分も「響きがなんだかな&hellip;」と眉（耳か？）をしかめなら弾くハメになりました。<br />
悪い音程が含まれている同時打鍵の和音が、曲中何度も鳴ると辛いものがありますね。<br />
私はワルツの左手跳躍が不得手なこともあって、この曲はあまり楽しく弾けませんでした。<br />
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平行調同士の<span style="background-color: #ffccdd;">ニ長調&larr;&rarr;ロ短調を行ったり来たりする和音の多い曲</span>は、ヴェルクマイスター向きではないとして良さそうです。<br />
でも時代的に、このグルリットの全調曲集は何らかの不等分律で書かれているはずなんですけどね&hellip;<br />
今のところ、平均律で書かれている（はずの）ヴァンドールの方が、ヴェルクマイスターでも健闘しているのが不思議です。]]>
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    <category>ヴェルクマイスター</category>
    <link>https://onritsu.blog.shinobi.jp/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%AD%E7%9F%AD%E8%AA%BF%EF%BD%9E%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A724%E8%AA%BF%E3%83%BB%E7%AC%AC%EF%BC%95%E5%9B%9E</link>
    <pubDate>Sat, 12 Mar 2016 14:00:45 GMT</pubDate>
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